AIはただ聞いたことがある言葉ではなく、実際に身の回りで体験するツールへと変わってきたと最近よく実感します。
通訳準備にChatGPTを使い始めたところ、知らない用語を検索しテキストで詳細を理解する方法は、便利ではあるけれど、正直今までのWeb検索とそれほど大きな違いがあるとは感じていませんでした。
ただ、先日AIならではの機能で本当に助かったことがありました。それは画像認識機能です。その時今まで対応したことのない分野のお仕事に関わる機会に恵まれ、その分野の語彙が私はあまり豊富ではありませんでした。
資料の中には全くテキストがなく、写真やロゴだけが使われているページがたくさんありました。
通訳者としては、それが何の写真なのか(特に専門的で自分が見慣れないもの)、その日本語と英語の単語は何なのかを事前に確認しておかないと、当日急にその言葉は口からでてきません。どうしようかなと思っていたところ、ChatGPTのメッセ―ジ枠横に+マークがあるではありませんか。もしかしてと思いタップすると写真やファイルを添付できる機能を発見。試しにその画像の写真を撮って添付し、「この画像は何ですか」とメッセージするとあっという間にその画像に使われていた植物の名前がでてきました。
念のため、その言葉で検索しなおし、きちんと合っているかを確認すると、正しい言葉でした。
自分であてもなくWeb検索するよりも何倍も速くできたこととChatGPTの情報量と機能にびっくりしつつ、使うのが楽しくなってしまいました。
それ以来、テキスト検索はもちろん画像検索でも、ChatGPTは私の仕事の相棒に加わりました。もちろんすべてが完璧ではないので、間違いもあるかもしれないので注意は必要ですが、効率化とスピードという面では大助かりです。
AIの進化によって変わる世界、私の事例は小さなことかもしれませんが、なんとなく自身の体験として実感できています。
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